« Peridots "Echoes & Walls" 2011@座・高円寺2 1日目 | トップページ | 「君と僕と熱い夏と」 @音霊 OTODAMA SEA STUDIO »

2011年6月28日 (火)

Peridots "Echoes & Walls" 2011@座・高円寺2 2日目

今日のペリは良かったぁ~。
ペリのライブはこうでなくっちゃ!!っていう、終わったあとのすっきりとした余韻。
後方から、全体を見下ろすように観えたステージ。
気持ちよいほどに広がっていく声を感じる。
この距離感で観ると、昨日眠くなってしまった照明の暗さも納得できる。
なんかね、プラネタリウムみたいだなって思った。
ペリを例えるならば、間違いなく月だ。
そしてその声は、生きているという存在を照らしてくれる星なのかもしれない。

彼の歌声は浄化される感じではあるが、決して透明ではない。
日常や生活の汚いところも映し出す。
“生きているっていうのはこういうことだ”と、歌っている気がした。
何度も心臓を鷲掴みにされたように思った場面があった。
‘心臓の音が聴こえるような歌だな’って、ずっと思いながら聴いた。
苦しいことや辛いこともあるけど、楽しいことや嬉しいこともあると歌っている。
だからきっと自然に涙がこぼれるのだ。
彼の歌は決して無条件には救ってはくれない。
足元を確認させて、空を見上げさせてくれるだけだ。
たくさん流した涙が嘘のように、ライブ後にはまたすぐに生活が始まる。
だけど少しだけ、心が軽くなったような気がする。
‘生きているっていいな’って、そう思いながら帰るのだ。

 暗いステージに点されたスポットライト。
昨日も観たのに全く違った雰囲気に感じる。
前半は抑え目。
昨日と同じくらいの順番で歌われた『"shoulder"』なのに、なんだかずっと胸に迫る。
『誰も音楽なんて聴いていない』は音源にはなっていないのだけれど、強烈な印象を耳に残した。
こういう曲はペリにしか作れないし歌えない気がする。
独特な目線なのに、妙に納得されてしまう自分がいた。

『フォロー・ザ・スターズ』で空気が変わった。
プラネタリウムみたいだと思った会場に、本当に星が瞬いているように感じた。
空想の世界でさえ、降ってくるほどの星ではないのがペリらしい(笑)
この曲は人気があるんだけれど、私はこれまで‘そうかなぁ?’ぐらいにしか思っていなかった。
だけど今日のこの歌がとにかく素晴らしかった。
涙ぐむ私に追い討ちをかけるように、続く『メトロ』。
‘こんなに序盤でこの曲を歌っちゃうの?’って驚いた。
『フリージア』まで聴けて、胸がいっぱいになる。
最初からここまでが高橋さんの弾き語りなんだけど、それ以上に感じさせられる音の広がりだった。

ピアノが加わり、もっと壮大な世界をつくる。
「昨日3年ぶりくらいに歌うって言ったけど、よく考えてみたら5年ぶりくらいだったかもしれない」と紹介された『異常気象』。
長い曲で、予測もつかないようなメロディへとどんどん移り変わっていく。
これも高橋さんでしかありえない、独特のものだと思った。
ちょっと変で不思議な曲なんだけど、心に語りかけてくるものがあまりに多かった。
心臓をえぐられるような感じ?
ぎゅっと掴まれた感じ?
怖いようで、当たり前のようで・・・
それまでも感じていたんだけれど、この曲で強く“生きている”っていうことを意識させられたような気がした。
今日のベストはと聞かれたら、迷わず『夜のページ』と答えるだろう。
そのくらいにすごかった。
ライブなのにそこに闇があって、真夜中の静寂の気配さえ感じる。
そういえばライブが始まった時に「ペリのライブは静か過ぎると、初めて人には評判が悪いんですよ」なんて言ってたっけ(苦笑)
静かにほんの小さなあかりが灯るように歌われるのだが、ただ優しいというのではない。
“おやすみ”と歌われる歌詞にも、本来の意味だけではない何かを感じる。
静かな中で発せられた、心の叫びのようなもの。
涙が溢れて仕方がなかった。
もう胸がいっぱいだった。
ペリの歌はそういうことなんだって、自分で思って自分で納得した。
この後本編終了まで、涙の乾く暇がなかった。
『Smile』も『andante』も『リアカー』も、心臓の音が聴こえるような歌だった。
どこか現実で、どこか想像で、切ないくらいに心に響く歌。
『ライフワーク』がラストにあまりにハマリすぎていていた。

アンコールは、穏やかに聴けた。
高橋さんが昨日も話した『仁』のことを持ち出して、会場を笑わせたりしていたから。
「今の笑いの感じだと、昨日も来てた人が相当いるでしょ?」なんて。
でもそう言ったまま、すぐに次の曲を歌いだすのが高橋さんらしい(笑)。
『長かった一日が終わろうとしている』と『労働』。
最後が『労働』で、涙じゃなく終われてよかったと思った。
しばらくはないであろう次のワンマンまで、この気持ちのまま待っていられるような気がしたから。

<セットリスト>
01.if
02.Life
03.Raining Rain(??レーニンレーニンとも聞えた)
04."shoulder"
05.誰も音楽なんて聴いていない
06.急に石が飛んできて/Rhapsody Falls/罪
07.フォロー・ザ・スターズ
08.メトロ
09.フリージア
10.ミラクルズ・アット・ザ・ナイト(新曲)
11.異常気象
12.夜のページ
13.Smile
14.andante
15.リアカー
16.ライフワーク
EN.
17.長かった一日が終わろうとしている
18.労働

|

« Peridots "Echoes & Walls" 2011@座・高円寺2 1日目 | トップページ | 「君と僕と熱い夏と」 @音霊 OTODAMA SEA STUDIO »