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2011年8月23日 (火)

LIQUIDROOM 7th ANNIVERSARY presents “UNDER THE INFLUENCE” 藍坊主/THE BACK HORN

ライブの日は休まないと、仕事が終わってからだと開場には間に合わない。
でも最近は少し大人になって、‘まあ開演に間に合えばいいかなぁ’なんて思っていたら、そんな時に限って番号がものすごく良かったりする。
最後まで早退できないかと調整してみたけれど、やっぱり無理だったので仕事を終えて慌てて駆けつけた。
せっかくの良番チケットは、友人と交換。
でもギリギリになってしまったので当日着の宅急便を利用したら、事故渋滞で到着が遅れてかなりハラハラさせられた( ̄Д ̄;;
先に入っている友人にどっちが先か教えてくれるように頼んでいたんだけれど、ピッチリとカーテンが閉まっていてわからなかったらしい。
でもなんとかチケットも無事に受け取り、会場内にもスタート5分前に到着。
中のロッカーが空いていて、荷物も入れられたのでWラッキー(* ̄ー ̄*)

バックホーンが先でもいいようにとスタンバイしたら、SEが鳴って藍坊主が先だとわかる。
急いできたから始まる前から汗だくで、息を整える暇が出来てよかった。
後方でそのままゆったり藍坊主を観た。
そして私の体力も戻ってきた頃に、バックホーンの出番になった。


最初の波でかなり前のほうに行けたのだけれど、暴れたい男女が多くて出入りが激しい。
『幾千』だけその場所で聴いて、集中できないので適度な後方まで下がる。
うん、今日はこの位置で正解!!
全員の姿が良くみえて、音もいい。
最近セトリに復活した『幾千』を楽しみにしていたから、できたらこの場所で聴きたかったな。
もみくちゃだったので、あんまり印象に残らなかったのが残念。
でもしばらくはやってくれそうな予感。
人と密着しない場所で、自分のペースで動きながら盛り上がった『フロイデ』と『声』。
『再生』も聴きたかったんだ。
やっぱり『アサイラム』の曲は、時間が経ってからも何度でも聴きたくなる。
“広がる大地に~”のとこからの、山田の表現がすごく好き。
もちろん歌もだけど、動きや表情や全てから、波紋のように広がってどんどん大きくなっていく力みたいなものを感じる。

この後のセトリが、今日は本当にすごかった。
これまでの『アカイヤミ』は狂気とか激しさとか、壊れた世界を表現していた。
その陰鬱さとすさまじさが恐ろしくて、すごいと思った。
でも今日の『アカイヤミ』は、ステージ上ではこれまでと同様に激しい動きと熱い演奏がされているのに、その暴力と闇の世界はなんだか過去の出来事として表現されているように思えた。
彼らが大人になったからかな?
だからといって幻滅したのではない。
逆に現在の彼らが歌った『アカイヤミ』が、また違った何かを強く訴えかけてきているように感じてすごいと思った。
なんだか胸の奥をギュッと掴まれた気がした。

『アカイヤミ』から繋がる、『幸福の亡骸』も似たような感覚に陥った。
先日、お盆の最中に叔父がまだ若くして亡くなった。
心筋梗塞で、あっという間だった。
慌てて通夜とお葬式に駆けつけた。
だからかな?
もうお盆も終わってしばらく経つのに、なんだか魂がそこにあるように感じた。
叔父の魂だけではない、たくさんの何か。
山田の歌う声があまりにもクリアに心に響く。
夏だからかな?
魂が空へと帰るその参列の様子が、なんだか見えるような気がした。
圧倒されて、この世のものとは思えないような景色をみているようだった。
そして次に歌われたのが『美しい名前』で、もう知らないうちに涙がこぼれていた。
熱気と温度ですでにずぶ濡れになっていた私は、それが涙だと気づくまでに少しの時間がかかった。
この曲を絶賛するファンも多いのだけれど、これまでの私にはそれほどに思い入れのある曲ではなかった。
発売当初に聴いた時、友人たちと「今度の新曲はどうよ?」って賛否両論の意見を交し合った記憶もある。
だけど今日のこの曲は、とにかく心に沁みた。
湿度からかギターやベースの音が、少し後方の私の耳には湿って届いた。
それがまたなお一層に、心に映しだされた揺れる炎をくゆらしてみせる。
山田の声が神々しいほどに感じて、そこにはしっかりとした意思があって・・・そしてやがて現実へと静かにした戻らせてくれた。
最近の私は、山田の歌の力強さと表現力に魅せられてばかりいる気がする。
この3曲は、本当に幻を見ているように素晴らしかった。

『涙がこぼれたら』も、最近のセトリに復活して嬉しい曲のひとつだ。
この曲は前奏からテンションがあがる。
メンバー全員の演奏が際立ってかっこよく感じるのだ。
今日はいつも以上に‘うわっ’ってなった。
いつも光舟はあんまり観ていないのだが、この曲の時だけは別だ。
そのベースプレイに惚れ惚れする。
そしてまた、栄純の笑顔が見られるのもこの曲なのだ。
美しくて、素晴らしくて、とにかく楽しかった。
『コバルトブルー』も『戦う君よ』も何かが突き抜けていた。
余裕のあるスペースで観たせいかもしれない。
なんだか心が光で満たされたように感じながら、一緒に走り抜けた。
そして一呼吸おいたあとの『世界中に花束を』は、やっぱり彼らのまっすぐな思いが胸に刺さるように伝わって聴こえた。

アンコールの『刃』と『サイレン』が嬉しかった。
いつもと変わらないようで、どこか違った曲順。
いいセトリだった。
バックホーンライブの最後には、いつだって生きているという実感をもらうんだ。
今日にやり残したことはない。

終了後に友人と合流したら、後方で観ていた私が最前線にいた彼女たちよりも、一番お風呂上りのようにびしょ濡れだった(笑)
いいライブだった。

<セットリスト>
01.幾千光年の孤独
02.フロイデ
03.声
04.再生
05.アカイヤミ
06.幸福の亡骸
07.美しい名前
08.涙がこぼれたら
09.コバルトブルー
10.戦う君よ
11.世界中に花束を
EN.
12.刃
13.サイレン

そういえば、今日はリキッドルームの7周年記念のイベントだった。
MCで松が、移転前の新宿にあったリキッドルームに初めて出演したときの話をしていた。
『何処へ行く』のCDをたくさん持っていったのに、実質は1枚も売れなかった話。
いつもよりも少しだけ今日のMCはキレがあって、かっこよかったように思う。

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